紅葉がないよう!

  
11月3日例年なら紅葉の見頃となる時期だが、紅葉が無い。
ナナカマドが僅かに色づく程度で、その色もくすんでいる。
今年はこのまま紅葉せずに散ってしまいそうだ。


  
 11月2日夜からonoちゃんと二人で西伊豆方面に釣りに行ってきました。
もともと今回の釣行は、鮎シーズンも終わったので鮎太郎氏が言い出しっぺだったのだが、
本人は急な仕事で行けなくなり、Yuppy師匠は体調不良で参加できずということだった。

 いつも前段が長くなり、本来の釣りの話しがなかなか出てこないので今回は急ぎますね。
11/3 午前1時過ぎI港到着。夜はカサゴ狙いでここに来た。
堤防のヘチから網で何かをすくってきた人に、何を取ってきたか聞いてみるとヤドカリだった。
イシダイ用の餌だ。その人の情報でアオリが釣れるとのことなのでonoちゃんはエギングを、
おいらはカサゴ狙いでワームをセット。一投目でブルブルとアタリが来て上がってきたのはオオスジイシモチ君 でした。二投目も同じ辺りに投げて誘ってくるとガツンと強烈なアタリ、根に逃げようとする魚を必死に交わして 水面まで上げてきた。あとは岸まで持ってきて抜き上げ、顔を見せたのはカサゴでした。
 早くも本命ゲット!
自分の手で計測、23cmオーバーというところか。メジャーで計測の結果は25cmでした。
半年に一度程度の釣りなのでたまには持ち帰りもいいかなと思い、キープすることにしました。
そのあとすぐ18cmのカサゴも釣れましたが、これはリリース。
2時過ぎに20cmのカサゴをキープし、あとはオオスジイシモチばかり、
午前3時に朝マズメの青物に備え仮眠を取ることにして車に戻りました。
午前5時に目が覚めて辺りを見回すが青物が来ている様子もないのでまた寝る。
午前6時ガサガサ音を立てたのでonoちゃんも目を覚ますが、回遊はなさそうなのでまた寝る。
午前7時、お腹が空いて我慢できないので完全に起床。
すこしの間、釣りをしたり辺りを散策したりして次の場所に移動。

 第二ポイントは餌(アオイソメ)も持参しているので、砂地のある場所でシロギスやあわよくばマゴチやヒラメを 狙ってみようということでO港に決定。
ルアーロッドにキス用片天秤と小さなスプーン用の針をセットして釣りはじめたのだが・・・
アタリは毎回あるがヒットしない。いろいろと針を替えるが結果は同じ。
onoちゃんが暫くして良型のメゴチを釣り上げる。ルアー用の針では相手が悪そうなので、 タックルケースの中を探して5号の糸付き金袖針を見つけた。
この針のおかげでやっと16cmメゴチがヒット、続けて同型のピンギス、
その後もピンギスを数尾追釣するが大物の気配は無し。堤防のヘチでonoちゃんが20cmオーバーの青ベラをキャッチ、 暫くしておいらが赤ベラをキャッチ、キュウセンの雄雌が揃ったので図鑑用に写真撮影をパチッ!
午後1時を過ぎお腹も空いてきたことなので食事を取りながらY港に移動することにした。

 U港近くのラーメン屋で鳥そばなるものを食べた。
これがなんともマズイ。F釣具屋のアオイソメも最悪だった。
U港に悪いイメージが増えていく。それではいけないので鳥そばを弁護しておこう。
麺は極細麺で腰もありおいしい。
鳥も唐揚げになっていて柔らかく下味もしっかり付いていておいしい。
タマネギはシャキシャキ感も残っていて甘みも強くおいしい。
スープは甘めの味で濃すぎず薄すぎずで丁度良い。

な〜んだ全部おいしいじゃんと思うとそれがそうはいかない。
本来、隠し味や臭み取りに使われる酒や生姜の味や香りが強く残る。
ミスマッチということなのか?

 午後3時過ぎにY港到着。
おいらの今回の釣行の目的はここにあった。
それは何かというとキビレ(キチヌ)を釣ることである。
昨年の秋もここで釣りをしてルアーでメッキやクロダイ(チンチン)を釣った。
詳しくは釣行記の11話を読んでね。
図鑑のクロダイの写真を取り替えようと思い撮影したものを図鑑用に修正していてふと気づいた。
鰭が黄色いのではないかと。だとするとこれはクロダイではなくキチヌだ。
よくよく見ればやはりキチヌのようだ。
しかし、図鑑用に写真を撮るときは、白っぽい魚は輪郭が判るように青い下地の上で撮影している。
そのせいで鰭など薄い部分は下地の色が透けて魚本来の色が解らなくなっている。
つまりは尻鰭や尾鰭が黄色くなるキチヌの特徴が見えなくなって図鑑には載せられない。(;。;)
もう一度キビレを釣って図鑑に載せるのだ〜! ということでここに来た。

 さて釣りの方だが、最初にミノーを数投してみたが、チェイスする魚影もなくどうやらダメらしい。
それを見てonoちゃんは帰りの運転のために仮眠を取ると車に戻った。
ミノーを諦め竿を替えて餌で釣りをすることにした。
こちらの方は投げるとアタリはあるがヒットしない。
何回か投げると針が無くなる。どうやら厄介なやつがいるらしい。たぶんフグだろう。
いろいろ試すが結果は同じ。黒色の針ばかり使っていたがここで金色の針に替えてみた。
するとプルプルと小気味よいアタリでヒットしたのは20cmオーバーのシロギス。
onoちゃんにあげようかとも思ったが、青ベラ以外の良型メゴチやピンギスをすべて捨てていたので シロギス君は逃がしてあげることにした。
続いて強烈な引きで上がってきたのは待ってましたのキビレ君です。
釣り上げる前に姿が見えた時はマダイかと思ったのですが、黄色い鰭をみてキチヌと判断。
顔もなんかクロダイと違うし横縞もあるにはあるが非常に薄い。
違和感を覚えながらも図鑑用に写真撮影してリリース。
次もすぐヒットしたので、念のためもう一度撮影してこれもリリース。
次々とキビレがヒットして楽しいひとときを過ごしていたが、17時過ぎに針を取られた。
辺りも暗くなってきて針を着け直すのも面倒なのでこれで納竿。

 onoちゃんと晩飯を食べ家にたどり着いたのは21:30ごろ。
違和感の残るキチヌを早速調べると、やっぱりキチヌではなかった。
それはヘダイの稚魚ということだった。
図鑑にはヘダイを追加できるので良かったのだが、結局キチヌは載せられないことに。
神奈川以北ではキチヌは釣れないと思っていたのだが、馬入川河口でも釣れるらしい。
キチヌは近場で再チャレンジかな?

 釣行記はここまでですが下の方に去年撮ったキチヌと今年のヘダイの写真を載せておきます。
一目見れば全然違うじゃんなんて言わないでね。
比べれば違いがわかるけど、別々に見ると判らないもんなんです。
最初はキチヌをクロダイに、次はヘダイをキチヌに、二度も間違えました。^_^;


じゃまたね。(^.^)/~~~~~~


  
上がキチヌ(幼魚)下がヘダイ(幼魚)
顔を見れば明らかに違いがわかる
クロダイには横縞がヘダイには縦縞がある
クロダイと同じような横縞がヘダイにもあるが非常に薄い
この写真では識別できないね


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